2014年6月14日


スカイマーク A330


羽田空港をハブ空港とする航空会社スカイマークは、2014年6月14日にエアバス社のA330-300を日本の航空会社として初めて運航を開始しました。


就航路線は羽田-福岡線で、今後2014年8月1日から8月30日まで、羽田-新千歳線に投入、那覇線も計画されています。


スカイマーク A330 グリーンシート


特徴として、本来この機種ではエコノミー席を最大440席収容可能なスペースがありますが、スカイマークでは271席と非常に少なくシートを設定。「グリーンシート」と呼ばれる国際線のプレミアムエコノミーのような座席仕様になっています。


前の座席との間隔が広く、レッグレストもついており、全席にパソコン用の電源がついているのも特徴です。JALのクラスJに対抗したシートを全席に配置してANAやJALと差別化を計る戦略です。


A330-300の就航については、当初同年3月25日の予定でしたが、エアバスの引き渡し遅れや、同社が取得する整備場の認可遅れなどで4月18日に延期。さらに、整備規定の不備が理由で5月31日に再度延期していました。また、6月14日に再々延期され延期が続き、ようやく今回の就航となっています。


福岡空港


この機体の導入で最も注目されたのは、キャンペーン服として客室乗務員(CA)が半年間限定のミニスカ制服を着用するというイベントです。


ひざ上25cmの超ミニスカートの制服を導入する予定でしたが、ANAやJALなど航空会社12社のCAが作っている、客室乗務員連絡会(客乗連)が「スカイマーク新制服についての見解」という文章を国土交通省と厚生労働省に提出。「保安業務に支障が出る」「セクハラ行為を招く」といった批判を受けて、同社はスカートの丈をひざ上15cm程度へと変更しています。


この件でスカイマークとしては報道される機会が多く、物議を醸したことが宣伝効果になって注目を浴びることとなりました。


大手航空会社のJALやANAでは取れない戦略ですが、明らかに男性向けのキャンペーンです。逆に大手エアラインは日本では見られない、男性客室乗務員を導入するといった大胆な戦略が面白いかもしれません。


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